2012年8月15日水曜日

死の影五人衆

Dungeon #195に掲載されたD&D 4版のシナリオ、「The Five Deadly Shadows」を紹介します。筆者は近々DMする予定です。

本家の掲載ページはこちら(要有料会員登録)
http://www.wizards.com/dnd/Article.aspx?x=dnd/dun/201110shadows

最初のフレーバーテキストとAdventure Synopsisをほぼ直訳したものです。

Hiro Yunは刀を挟んだ帯をきつく締めた。
「博愛(benevolence)、誠実(sincerity)、勇気(courage)、礼節(courtesy)、正直(honesty)、名誉(honor)、そして忠義(loyalty)。」彼は言った。
「これらこそ、私が死の影五人衆(the Five Deadly Shadows)を打ち倒さなければならない理由である」
そばにいたモンクは深くお辞儀をした。「お代官様、お許しください」と口に出す。
「彼らは五人で、あなたは一人。もしあなたが成功しなかったらどうなるのでしょうか?」
Hiroは頷いた。「その時には某(それがし)は義務を果たした事になる。貴殿は他の者達が来るのを祈ってくれまいか」

概要:

 Kudoku(功徳)の町は絶望に瀕していた。その行政官(Kara-Turでは代官(daikan)と呼ばれる)が“死の影五人衆(the Five Deadly Shadows)”として知られる暗殺者集団の勢力に挑んだものの、志半ばにして倒れてしまったのだ!
 
影たちは“武士道”--封建時代日本のサムライたちが守っていた戒律--における徳の堕落を象徴している。この冒険では七つの徳がKara-Tur社会を導く原理を表す物として用いられている。それぞれのイベントは徳の一つに焦点をあてることで、プレイヤーとキャラクターがこれらの社会原理に対し理解を得る助けとしている。
七つの徳をマスターすることで、キャラクター達は死の影五人衆をより簡単に打ち倒すことができるようになるだろう!

2012年6月17日日曜日

DnD Next: Advantage

advantageとdisadvantageをどう解釈していいか良くわかっていなかったので計算してみました。
出目1は便宜上そのままにしてありますが、必ず失敗なのでまた別途考えなければなりません。とりあえず今回は飛ばします。

400通りのダイスロールの平均を取れば通常のロールより3.325(5%をかけると16.625%)、advantageでは大きくなりdisadvantageでは小さくなることは自明なのですが、簡単に平均を取って済むような問題ではなさそうです。表中のsuperiorityという列はadvantage||disadvantageがある状態の成功率(表中probability)から通常のダイスロール(表中NORMALの列)引き算したものなのですが、一律ではなく分布があります。ということは、advantage||disadvantageを取ることは、±3.325のボーナス||ペナルティとは単純に置き換えられず、目標値によって効果が違うと考えなければならないのです。
例えば、目標値11でのNORMALの命中率は50%、advantageありでのprobabilityは75%ですが、NORMALで命中率が75%の目標値は6であり、+5のボーナスがあることに等しい事になります。自動失敗とクリティカルを除けば、このsuperiorityのような数字を参考にボーナスを考えたほうが現実に近くなると考えられます。クリティカルの話さえ抜きにすれば、目標値19の場合、advantage(+9%のsuperiority)よりも+2ボーナス(換算すると10%のsuperiority)の方が、先ほど自明といった+3.325ボーナスよりも値が小さいにも関わらず効果が大きいわけです。

クリティカルのような一定のしきい値がある場合の事はどうしようと迷った挙句、advantage||disadvantageがある状態の成功率(表中probability)を通常のダイスロール(表中NORMALの列)で割り算した物を一番右の列のoddsとして計算しました。例えばadvantageがある時、19以上の出る確率は10%→19%となり、1.9倍のoddsとなります。
こうしてみるとdisadvantageは本当に悲惨ですが、いずれは冷静になって考えてみないといけませんね。


2012年4月22日日曜日

Baba Yaga's Dancing Hut 第1回(DM)

プレイグループの都合が丁度5セッション分ぐらいあいたので、Baba Yaga's Dancing Hut をDMさせて頂く事になりました。

以下ネタばれを含みます。


2012年4月3日火曜日

臨時妄言

忙しくて妄言できません…
Baba Yaga's Dancing Hutを仕込んでいます。おかげで本が読めないけど、本は頭の休憩と楽しみのために読んでいるので問題なし。
The Five Deadly Shadowsは日程の関係でお預け。Dark Sunはもっとお預け。

あいた時間にiPadで真・女神転生をやっています。やっぱり自分はスーファミ世代の生き物なんだなぁと痛感しますね。面白い。しかし当時スーファミはソフトが高いうえにクソゲー率が高くて困りました。自分が掴んだ中ではハットトリックヒーローの移植が特に酷かった。
さて現実に戻ろうλ...

2012年3月18日日曜日

単発セッション Deep Water Rising レベル12

Tomb of Horrorがお休みになったので、D&D Delve Nightで使われたという表題のシナリオをプレイ。Half-ElfのWrath Invoker、Lyrander Wind Riderを使用。Control能力はそこそこ。ダメージはControllerとしてはかなり大きめ。

戦闘遭遇5回とskill challenge1回。なかなか面白い敵が多くて楽しめました。
InvokerのRain of Blood(hitで敵のDefenseがCon mod下がる)とLightning'sRevelation(範囲に巻き込んだ味方のAttackにCon mod Power Bonus)が、Power AttackとStanceを乗せて殴るSlayerと相性が良かった。もう少しControl能力を盛っておかないといけないかなぁ。Themeを探そう。

2012年3月13日火曜日

次のDM仕込み

突発用にシナリオを読んでおこうと思うのですが、皆が何を遊びたいか調査してみたいのでダラダラ書きます。

4.まさかのKara-Tur?The Five Deadly Shadows(7-9):1セッション

2012年3月12日月曜日

読書

プロバビリティ・スペース(ナンシー・クレス)
★★★★☆
プロバビリティ3部作の最終巻。フォーラーとの戦いの結末は!主人公たちの運命は!?とワクワクさせながら読ませてくれる。内容の所々には突っ込みを入れたくなるが、全体としてはよくまとめたなぁという感じ。分厚くて三冊ある割にはサクサク読めるので、頭を休めたい時にはお勧め。
ところでプロバビリティシリーズには「共有現実」という概念があるのだけど、日本人の事のようで面白い。これは共有された現実だ、と真似をして戯れたくなる。

次はアードマン連結体と、Dark Sun小説に取り掛かる予定。

2012年3月4日日曜日

読書

オケ老人! (荒木源)
★★★☆☆
「船に乗れ!」繋がりで、クラシック音楽が題材のフィクション。船に乗れ!が悲劇調だったのに対し、オケ老人!は喜劇。音楽的なアプローチはあまり深くなく物語もご都合主義だが、エンタテインメントとしてはレベルが高いのだろう。

プロバビリティ・ムーン(ナンシー・クレス)
★★★★☆
ナンシー・クレスは中篇(短編?)ダブルクラウンのベガーズ・イン・スペインを最初に読んだ。私は女流は合う合わないが激しいと自分で感じているのだが、クレスは非常に波長が合っている。
プロバビリティ3部作は長そうで読むのに二の足を踏んでいたが、意を決して読み始めた。若干スタートレック的な予定調和な所を感じたのだが、それを感じるだろう人が多いことをすでに理解していて作中にエクスキューズが入っているのがまた好印象。ル・グインやティプトリーはこれができていなかった。

プロバビリティ・サン(ナンシー・クレス)
残り50ページぐらいで実家に置いてきてしまった…

2012年2月26日日曜日

Monkのキャラクターシート

リードって便利だな!
すみません、植物の名前がついているのはPixieでした。
Random Nameで一発でReedって出たので勘違い。ソーリー。

====== Created Using Wizards of the Coast D&D Character Builder ======
Reed, level 6
Halfling, Monk
Monastic Tradition Option: Iron Soul

FINAL ABILITY SCORES
STR 10, CON 16, DEX 21, INT 10, WIS 13, CHA 8

STARTING ABILITY SCORES
STR 10, CON 13, DEX 18, INT 10, WIS 13, CHA 8


AC: 22 Fort: 19 Ref: 21 Will: 17
HP: 53 Surges: 10 Surge Value: 13

TRAINED SKILLS
Acrobatics +16, Athletics +8, Perception +9, Thievery +15

UNTRAINED SKILLS
Arcana +3, Bluff +2, Diplomacy +2, Dungeoneering +4, Endurance +6, Heal +4, History +3, Insight +4, Intimidate +2, Nature +4, Religion +3, Stealth +8, Streetwise +2

POWERS
Basic Attack: Melee Basic Attack
Basic Attack: Ranged Basic Attack
Halfling Racial Power: Second Chance
Monk Feature: Iron Soul Flurry of Blows
Monk Attack 1: Five Storms
Monk Attack 1: Dragon's Tail
Monk Attack 1: Open the Gate of Battle
Monk Attack 1: Masterful Spiral
Monk Utility 2: Swift Flight
Monk Attack 3: Eternal Mountain
Monk Attack 5: One Hundred Leaves
Monk Utility 6: Quicksilver Motion

FEATS
Level 1: Ki Focus Expertise
Level 2: Crashing Tempest Style
Level 4: Superior Implement Training (Accurate ki focus)
Level 6: Melee Training (Dexterity)

ITEMS
Monk unarmed strike x1
Ghost Strike Accurate ki focus +2 x1
Bloodthread Cloth Armor (Basic Clothing) +1 x1
Amulet of Protection +2 x1
Acrobat Boots x1
Sling
Sling Bullet
Club x1
Distance Shuriken +1
Potion of Healing x2
====== End ======

Madness at Gardmore Abbey第一回


※※以下の記事はMadness at Gardmore Abbeyのネタバレを含みますのでご注意ください。


2012年2月17日金曜日

読書

読了:
デューン 砂の惑星(フランク・ハーバート)
★★★★★
読むのは二度目。Dark Sun熱を高めるために読んでみたのだけど、原作は砂漠成分が少なめな気がする。映像作品の印象が大きいのだろうか。
今風に悪く言えば主人公ツエー全開なのだけれども、最近はこういう主観的で熱い作品は少ない気がする。

船に乗れ!(藤谷治)
★★★★☆
全3巻。クラシック音楽が題材の日本の現代(近代?)フィクション。
時代のせいなのか環境の違いによるのか、楽器や音楽に対する意識が私の持っているものと大分違う。もちろんアルアルも存在するけれども(レッスンでロングトーンだけさせられるとか)。現代の邦人作品を読むとそういうところばかり気にかかってしまうのが、私が海外文学に逃げた原因ではないかと今更になって気がついた。
文章が読みやすく作品に入り込みやすい事もあって、音楽家が読むと結構ショックを受けると思う。音楽をやっていない人が読むとどう思うのかも興味がある所。

読みかけ:
次はナンシー・クレスを制覇!
ブルガーコフは持ちにくくて仕方ない。以前2冊で出ていた短編集が1冊にまとまった物を喜び勇んで買ったのだけど。体力の低下のせいもありそうだ。

2012年2月14日火曜日

Monkができたよお嫁においで

半端なキャラは嫌いなはずなのにまた半端なのを作ってしまいました。
片手にスリングを持っていてなぜか遠くの敵にFlurryを置き換えられます。Flurryを食らうとShiftとOAができなくなります。前述のファイターよりdefenseもHPも上です。しかしMBAは使えない。
ダメージは基本Attack+12vsAC以外、d8+7+5(Flurry)でファイターより少し上程度ですが、PowerがAttackerの物なのでおそらくもう少しまし。
レベル10までなら正直どちらでもあまり変わらない気がする。Thieveryも高いしこっちの方がいいかな。敵が止まらないのが問題になるかどうか。

====== Created Using Wizards of the Coast D&D Character Builder ======
Reed, level 6
Halfling, Monk
Monastic Tradition Option: Iron Soul

FINAL ABILITY SCORES
STR 10, CON 16, DEX 21, INT 10, WIS 13, CHA 8

STARTING ABILITY SCORES
STR 10, CON 13, DEX 18, INT 10, WIS 13, CHA 8


AC: 24 Fort: 19 Ref: 21 Will: 17
HP: 53 Surges: 10 Surge Value: 13

TRAINED SKILLS
Acrobatics +15, Athletics +8, Perception +9, Thievery +15

UNTRAINED SKILLS
Arcana +3, Bluff +2, Diplomacy +2, Dungeoneering +4, Endurance +6, Heal +4, History +3, Insight +4, Intimidate +2, Nature +4, Religion +3, Stealth +8, Streetwise +2

POWERS
Basic Attack: Melee Basic Attack
Basic Attack: Ranged Basic Attack
Halfling Racial Power: Second Chance
Monk Feature: Iron Soul Flurry of Blows
Monk Attack 1: Five Storms
Monk Attack 1: Dragon's Tail
Monk Attack 1: Open the Gate of Battle
Monk Attack 1: Masterful Spiral
Monk Utility 2: Swift Flight
Monk Attack 3: Eternal Mountain
Monk Attack 5: One Hundred Leaves
Monk Utility 6: Quicksilver Motion

FEATS
Ki Focus Expertise
Level 2: Skipping Stone Flurry
Level 4: Superior Implement Training (Accurate ki focus)
Level 6: Unarmored Agility

ITEMS
Monk unarmed strike x1
Ghost Strike Accurate ki focus +2
Bloodthread Cloth Armor (Basic Clothing) +1 x1
Amulet of Protection +2 x1
Acrobat Boots
Sling x1
Sling Bullet
====== End ======

2012年2月5日日曜日

DnD4eキャラクター(6レベルファイター)

エヴァードの遺した影で使用していたWeaponmaster Fighterを成長させてみたものです。
Combat Challengeと安定した命中率が売りですが、防御値がいかんせん低いしダメージもそんなに出るわけでもない。基本的にはMelee Attack:+15 Damage:d12+8。

今フルパーティ集まると
(防)CHA Pal
(防)Berserker
(防)大業物Fighter
(撃)二刀流Barbarian
(指)ビームCleric
(制)Psion

今回のシナリオ(Madness at Gardmore Abbey)で出席率が良くなさそうなのが(防)Berserker。前までいた(今回DMで抜ける)のが(撃)Avenger。ちなみに私が前回DM(Evard's Shadow)で、その前のDM(Dark Legacy of Evard)が(防)Berserker。
フルパーティーだと防衛が明らかに過剰だけど、Berserkerが早めに怒れば大丈夫か?しかし最適化されたパーティーとは言いがたいし、出力も幾分落ちるだろう。
ふと思い浮かんだのは(撃)Monkだったので、後で作って比べてみましょう。(指)Druid(Sentinel)も考え中。
====== Created Using Wizards of the Coast D&D Character Builder ======
Graf, level 6
Human, Fighter (Weaponmaster)
Build: Great Weapon Fighter
Fighter Option: Combat Superiority
Fighter Talents Option: Two-handed Weapon Talent
Human Power Selection Option: Heroic Effort

FINAL ABILITY SCORES
STR 21, CON 12, DEX 12, INT 10, WIS 13, CHA 8

STARTING ABILITY SCORES
STR 18, CON 12, DEX 12, INT 10, WIS 12, CHA 8


AC: 23 Fort: 23 Ref: 17 Will: 17
HP: 57 Surges: 10 Surge Value: 14

TRAINED SKILLS
Athletics +13, Endurance +9, Heal +9, Intimidate +7, Perception +9

UNTRAINED SKILLS
Acrobatics +5, Arcana +3, Bluff +2, Diplomacy +2, Dungeoneering +4, History +3, Insight +4, Nature +4, Religion +3, Stealth +4, Streetwise +2, Thievery +4

POWERS
Basic Attack: Melee Basic Attack
Basic Attack: Ranged Basic Attack
Human Racial Power: Heroic Effort
Fighter Attack: Combat Challenge
Fighter Attack 1: Threatening Rush
Fighter Attack 1: Footwork Lure
Fighter Attack 1: Passing Attack
Fighter Attack 1: Driving Attack
Fighter Utility 2: Glowering Threat
Fighter Attack 3: Dance of Steel
Fighter Attack 5: Rain of Steel
Fighter Utility 6: Ignore Weakness

FEATS
Level 1: Weapon Proficiency (Fullblade)
Level 1: Weapon Expertise (Heavy Blade)
Level 2: Weapon Focus (Heavy Blade)
Level 4: Defender of the Wild
Level 6: Improved Defenses

ITEMS
Adventurer's Kit
Vicious Fullblade +2 x1
Acrobat Boots x1
Distance Javelin +1
Potion of Healing
Sunrod
Summoned Scale Armor +2 x1
Amulet of Life +1 x1
====== End ======

2012年1月28日土曜日

読書

読了
都市と都市(チャイナ・ミエヴィル)
★★★★☆
SF中級者以上向け。
特殊な設定のミステリーで、終盤に向かってどんどんスピードアップしていく展開が読書欲をかきたてる。非常に魅力的な設定で、一巻に収めてしまうのが惜しい。

今日はBook of Vile Darkness(DM編)のモンスターテーマを漁る予定。

2012年1月22日日曜日

テスト

投稿のテストです。

読みかけ:
都市と都市(チャイナ・ミエヴィル)
巨匠とマルガリータ(ブルガーコフ)

読了:
アレクシア女史 、欧羅巴で騎士団と遭う(ゲイル・キャリガー)
 読むのが楽しみなシリーズの第3作。英語版は2012の第5作で完結だそうです。
 私は女流作家は合う・合わないがものすごく分かれるのですが、こちらは奇跡的に合った方。他に合ったのはタニス・リー、フィリス・アイゼンシュタインあたり。